「リアル」に飛び出して生活により浸透

新しいCEOに4月1日付で出沢剛氏が就任し、1月には「LINEタクシー」を始めた。
全地球測位システム(GPS)機能を使い、現在地にタクシーを呼べる。
対話アプリを通じて、小売りや飲食の実際の店舗がクーポンなどで集客する取り組みも支援する。
対話アプリはプライベートの連絡が主な用途だったが、企業が低価格でビジネス利用でるサービス「LINE@」を提供する。
アカウント開設は24万件を突破した。
11年にサービスを開始したLINEは後発組だ。
それを逆手に最初からスマホ特性を生かしたサービス力を磨く。
さらに、実生活との連携を深めれば利用者が拡大でるとにらむ。ネットの伸び悩みを危惧してるわけじゃあねぇだぁ。
スマホによってパソコンでできなかった世界に挑戦する。
利便性向上による消費者アピールは大きい。
ゲーム、電子書籍、音楽、電子商取引。LINEの多角化の主戦場はこれまでスマホ上で完結していた。
消費者に「真のライフライン」として使ってもらうために「リアル」に飛び出して生活により浸透していく。